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名称 賀恵渕の椎 (かえふちのしい) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 スダジイ 樹高 19m(注2) 目通り幹囲 8.9m(注2) 推定樹齢 不明 所在地の地名 千葉県君津市賀恵渕 〃 3次メッシュコード 5240−70−84 〃 緯度・経度 北緯35度19分32.8秒 東経140度02分54.4秒 君津市指定天然記念物(1975年8月4日指定) 撮影年月日 2014年5月19日 注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による 国道410号俵田交差点から県道23号(木更津末吉線)を西に約400m。小櫃橋(おびつばし)の手前を右折すると、300mほどでこの大シイの前に出る。(国道や県道からも、遠くに大きな樹冠が見える(脇見運転注意)) 読売新聞社編「新 日本名木100選」(1990年刊行)に、千葉県からは、鴨川市の「清澄の大スギ」、市川市の「千本イチョウ」とともに、このシイが選ばれた。近隣では昔から有名な巨木だったのだろう。私が持つ県別マップル千葉県道路地図(昭文社刊)にも「賀恵渕のシイ」の名で所在地が明示されている。 千葉県はスダジイ巨木が多い。立派なシイがたくさんある。そのなかから、敢えてベストスリーを選ぶとすれば、私としては、匝瑳市の「安久山の大シイの木」、勝浦市の「上野村ノ大椎」、それにこの「賀恵渕の椎」を三傑に推したい。三者三様、それぞれに異なる個性が光っているように思われるからだ。 賀恵渕の椎の特長は、何と言っても、この太い腕であろう。 大枝の1本1本が、並の巨木の幹の太さほどもある。それらが支柱も無く、ぐいっと遠くまで伸びている。これだけの姿を見せつけられると、もう主幹の太さなんてどうでもいいという感じ。 すばらしい迫力の大シイである。 |
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