ページタイトル:清澄の大スギ ロゴ:人里の巨木たち

画像:清澄の大スギ(全景) 名称 清澄の大スギ (きよすみのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 44m(注2)
目通り幹囲 15.1m(注2)
推定樹齢 400年台(注3)
所在地の地名 千葉県鴨川市清澄(注4)
 〃 3次メッシュコード 5240−51−82
 〃 緯度・経度 北緯35度09分36.2秒
           東経140度09分05.4秒
国指定天然記念物(1924年12月9日指定)
撮影年月日 2014年5月17日

注1)設置者名・設置年月とも不詳。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)講談社「日本の天然記念物」による
注4)2005年2月11日、鴨川市に合併。旧行政区は安房郡天津小湊町





 関東地方最大の大杉が、日蓮宗大本山千光山清澄寺(せんこうざんせいちょうじ)境内にある。(清澄寺については同寺の公式サイトに詳しく載っているので省略)
 目通りは約15m。これくらい大きくなると、少し離れて柵の外から眺めても、十分に迫力が伝わってくる。
 根に近い部分で急に太くなる樹形が幹囲の数値を大きくしている傾向はあるものの、これだけの巨木にして、まだこれだけの樹高を維持している事実には、ただただ恐れ入るばかりである。
 大正13年(1924)に国の天然記念物となったときの幹囲は、「(根幹ノ境界部)ヨリ五尺(約1.5m)上ノ幹圍四丈(約12m)」である。それから76年を経た2000年調査では地上1.3mの高さで約15m。測定点の高さが異なっているので単純比較は出来ないが、今も着実に大きくなっているように思われる。
 普通、これだけの大杉になると、誰それが植えたとする伝承が付随するものである。この大杉についてはどうなのだろう。少なくとも、所有者の清澄寺はそのような伝承を公開してはいないようだ。
 寺の歴史は古いものの、天台宗、真言宗と宗派が変わり、日蓮宗になったのは戦後の昭和24年(1949)。日蓮宗寺院としての歴史が浅いからかも知れない。
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