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名称 立石寺のシダレザクラ (りっしゃくじのしだれざくら) 名称の典拠 「名桜・古桜・一本桜」 樹種 エドヒガン 樹高 不明 目通り幹囲 3m(注1) 推定樹齢 不明 所在地の地名 長野県飯田市立石(たていし) 〃 3次メッシュコード 5337−16−13 〃 緯度・経度 北緯35度25分55.9秒 東経137度47分04.1秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2022年4月6日 ランドマークのような2本の大杉、雄杉・雌杉がある立石地区に、高野山真言宗千頭山立石寺がある。 境内に、三穂小学校の平成23年度卒業生が作ってくれた案内板があり、それには『立石寺は平安時代の中頃に建てられました。昔京都から偉い坊様がきて、お寺を建て、その後、「応伝」という坊様がお堂を建てようとすると、土の中から金色の光がさしました。石をどかすと、金の鈴と杵が出て、一夜のうちに立派な石が立ったのです。そこで、寺の名を「立石寺」と改めました。石は竜宮城に届いているとも言われています』と書かれていた。 翌年の卒業生が設置した「立石」の案内板には、寺の建立は天安元年(857)だとあり、立石寺には平安時代の造像と考えられる十一面観音像(長野県宝)もあるようなので、古くから続く寺であることは間違いないようだ。(なお、この地が開けたのはさらに古い時代のことらしく、奈良時代の条里制のあとが見えるそうである) 本堂に向かって右手に左図のシダレザクラが立つ。 寺前の桜に比べるとずいぶん若いようで、こちらは傷みが少なく、元気も良さそうだ。 ただ、惜しむらくは、杉やコウヨウザンなど寺叢を形成する背の高い木々が日差しを遮ってしまう。せっかくの花を、日陰で見るしかないのが残念である。 |
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