|
|||||
名称 穴地のエノキ (あなじのえのき) 名称の典拠 なし 樹種 エノキ 樹高 18m(注1) 目通り幹囲 5.8m(注2) 推定樹齢 不明 所在地の地名 新潟県南魚沼市穴地(注3) 〃 3次メッシュコード 5538−57−57 〃 緯度・経度 北緯37度08分08.7秒 東経138度57分40.5秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2016年6月15日 注2)地上1.3m(ちょうど板根のすぐ上くらいの高さ)における幹囲を実測 注3)平成16年(2004)11月1日、大和町・六日町の2町が合併して南魚沼市誕生(その後1年ほど遅れて塩沢町も合併)。旧行政区は南魚沼郡大和町 八海山(はっかいさん)西麓を走る国道291号大崎トンネル北口近くに立つ一本杉のところから、東に500mほど入ったところが穴地である。 穴地集落の南西端に沿って久曲川(くぜがわ)が流れ、その近くに左図の大エノキが立っている。(「新潟の大杉と天然杉」のOさんから存在を教えていただいた) 2本の合体木の可能性はあるものの、1本の太い幹が立ち上がり、上空では、何本もの大枝が大きな樹冠を支えている。力強い姿だ。 それにも増して力強いのが、地際の姿。見事に発達した板根が、巨体をしっかりと地に据えている。 環境省巨樹測定要項では、地上1.3mの高さで幹囲を測るよう指示されている。(私の胸の高さ) 測定してみたところ、581cmあった。 新潟県内では、行塚の大榎に続く第二位であり、(データ上ではこれより大きいことになっている個体はあるが、実質的に)日本国内で、ここより北には、これより大きいエノキは存在しないようだ。(2016年6月現在、環境省巨樹データベースによる) 偶然、このエノキを所有するご主人とお会いすることができた。 昔は、穴地から大崎まで、このエノキの下を通り、山越えする道があったとのこと。エノキが穴地のランドマークだったこともあるのだろうか。 ご主人はとても腰の低い親切な方で、お茶にも誘って下さったのだが、この後の予定があったため、失礼してしまった。 最後にエノキとツーショットを撮ろうとして、三脚を忘れたことに気がついた。左図は「では、私がシャッターを押しましょう」と、ご主人が撮影して下さった写真である。 ※残念なお知らせ。どうやら2017年に根元から伐採されてしまったようだ。送っていただいた切株の写真を見ると、エノキは元気そのものだったように思われる。いったい何があったのだろうか。本当に残念である。(新潟県長岡市のAさんから情報をいただいた。感謝)(2018.06.14追記) |
|||||