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画像:行塚の大榎

画像:行塚の大榎(全景)

画像:行塚の大榎(幹と並ぶ)
名称 行塚の大榎 (ぎょうづかのおおえのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エノキ
樹高 不明
目通り幹囲 8.4m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 新潟県長岡市島田(注3)
 
〃 3次メッシュコード 5638−26−47
 〃 緯度・経度 北緯37度32分24.7秒
           東経138度50分36.3秒
天然記念物指定等 なし
撮影年月日 2002年8月15日(左の画像)
        2014年11月5日(少し大きめの画像)

注1)1989年10月に木の傍らに設置されたが、設置者名の記載がない
注2)「日本一の巨木図鑑」(宮誠而著)による
注3)2005年4月1日、広域市町村合併により長岡市に編入。旧行政区は南蒲原郡中之島町





 「はじめに」の項で述べたように、私の巨樹探訪の契機となった大エノキである。近くを通る機会があったので、久しぶりに再会しに行った。
 広々とした蒲原平野の田園に立っている。主幹は途中で折れてしまったようだが、四方に枝を広げ、存在感は現在でも十分。
 行塚(ぎょうづか)とは変な名だ。案内板によると、ここに行者が入定したためという。(ならば行者塚と名付けるべきだと思うが)
 明治初年にここを訪れた行者が、人々の人情と大榎の偉容に感ずるものがあり、懇願し、鉦と粟ひとつかみを入れた箱に入り、困惑する村人達に頼んで土をかけてもらった。
 真偽のほどは不明だが、この榎をみていると、なんだか本当の話に思えてくるから不思議だ。
 エノキとしては稀に見る巨木なのに、天然記念物の指定を受けていないし、平成元年のいわゆる「緑の国勢調査」にも漏れている。
 私事で恐縮だが、この木と偶然出会うことがなかったら、このホームページを作成することもなかったことを思うと、何か特別な感情を禁じ得ない。
 
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