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名称 明神の楠 (みょうじんのくすのき) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 クスノキ 樹高 15m(注2) 目通り幹囲 15.6m(注2) 推定樹齢 800年以上(注3) 所在地の地名 神奈川県足柄下郡湯河原町宮下 〃 3次メッシュコード 5239−50−67 〃 緯度・経度 北緯35度08分31.1秒 東経139度05分39.2秒 天然記念物指定 なし(注4) 撮影年月日 2020年2月5日 注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による。ただし、幹囲の15.6mは、案内板では「根回り」だとしている。また環境庁の第一次調査(1988年度)では幹囲を8.0mとしている 注3)上記案内板による 注4)天然記念物ではなく、「史跡」として1979年4月1日に湯河原町から文化財指定を受けている このクスノキも、天然記念物のイチョウや別のクスノキと同じく五所神社の所有であるが、このクスノキのみ、社殿がある境内から県道を挟んで向かい側に立つ。 湯河原町教育委員会が作成した「湯河原町の文化財」(PDF版)によると、『五所神社は、古くは五所明神社または五所大明神と称し、その参道は明神の楠のそばを経て、千歳川まで続いて』いたとのこと。千歳川で禊ぎを行ってから参拝するのが慣わしだったらしい。 千歳川(ちとせがわ)は五所神社の石鳥居から南に150mほど離れたところを流れている。かつて参道だったという場所の上を、現在は東海道新幹線が横切り、そのためかどうか、今は神社と千歳川を結ぶ参道はない。 その参道にはクスノキが多く生い茂っていたという。その名残のクスノキである。 かつての参道の痕跡はこのクスノキだけになってしまったということだろうか。文化財の員数欄に「1本」とあるところをみれば、このクスノキそのものが歴史遺産だと考えられたようである。 |
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