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名称 山祇桂 (やまづみかつら) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 カツラ 樹高 25m(注2) 目通り幹囲 12.8m(注2) 推定樹齢 200〜299年(注2) 所在地の地名 岩手県花巻市大迫町内川目久出内(注3) 〃 3次メッシュコード 5941−22−59 〃 緯度・経度 北緯39度33分09.0秒 東経141度21分59.6秒 大迫町指定天然記念物(1999年9月27日指定) 撮影年月日 2008年8月5日 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による 注3)2006年1月1日、花巻市に合併。旧行政区は稗貫郡大迫町 早池峰山(1914m)に発した岳川上流部が、西進したあと、南に向きを変える。平成12年(2000)、そのあたりに早池峰ダムが完成した。 山祇桂がある久出内集落に至るには、ダムの人造湖から久出内川沿いに遡る。最初にして最後の集落が久出内である。 ここには山祇桂はじめ、白山杉、才ノ神のサワラと立派な巨木が3本も集っている。そのことが人々の誇りでもあるのだろう。集落内では、これら巨木たちへの道案内の表示に事欠かない。 山祇桂は、近くの白山杉とともに、集落を見下ろす位置に立っている。 かつてのひこばえの1本1本がかなりの大きさに育ち、また密着しているわけでもないので、全体で1本の木という感じは薄い。しかし、ひとかたまりのカツラであることに間違いはなさそうだ。 案内板には株周り約20mとある。納得できなくもない。大きさをどう測ればいいのか、計測者泣かせのカツラだ。 上図は横からの撮影だが、実は道路側から撮った方が幅広で大きく見える。しかしそこには、かなりの大きさの祠が3つ横並びに陣取っていて、カツラを主人公とする図が得られにくい。写真でうまく大きさを伝えられないのが歯がゆい。 この祠配置は、カツラ自身に神性を認めたからなのかも知れない。多分、ここではカツラそのものが山の神様の代理人なのだろう。 |
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