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下から見上げる 背後から見た姿 |
名称 白山杉 (はくさんすぎ) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 スギ 樹高 35m(注2) 目通り幹囲 11.5m(注2) 推定樹齢 900年以上(注3) 所在地の地名 岩手県花巻市大迫町内川目字久出内(注4) 〃 3次メッシュコード 5941−22−59 〃 緯度・経度 北緯39度33分09秒 東経141度21分57秒 大迫町指定天然記念物(1989年6月16日指定) 撮影年月日 2008年8月5日 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による 注3)上記案内板による 注4)2006年1月1日、花巻市に合併。旧行政区は稗貫郡大迫町 白山杉は、山祇桂より数十m西側の山裾。瓦葺きの社殿の真後ろ、一段高いところに立っている。 まず最初の姿は、屋根越しに見える。荒々しさの予感はするが、大きさ以外に、あまり強い印象はなかった。 社殿の背後に回り、下から見上げると、一筋縄でない武骨ぶりにまず驚く(上図)。案内板では「かさっこ(疱瘡)の神様」が宿る木とされたと書かれているが、それはこの姿からの連想だろう。(ちなみに、揺り籠を作って奉納すると治癒すると言い伝えられてきたようだ) 横の方から斜面上部に登って、背後から見たのが左中図。阿修羅のように多数の腕を持つ巨人が、全ての腕を大きく振り上げ、通せんぼをしているような姿だ。(私はこの姿が一番気に入った)
ドライに割り切ることばかりが幅を利かせる世の中にあって、この地に住む人たちの人情と同様、ほんのり心温まるような気持ちがした。 |
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