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画像:山高神代ザクラ


画像:山高神代ザクラと南アルプス


画像:山高神代ザクラ(全景)
名称 山高神代ザクラ (やまたかじんだいざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 13m(注2)
目通り幹囲 10.6m(注2)
推定樹齢 伝承2500年(注2)
所在地の地名 山梨県北杜市武川町山高(注3)
 〃 3次メッシュコード 5338−52−39
 
〃 緯度・経度 北緯35度46分49秒
           東経138度22分04秒
国指定天然記念物(1922年10月12日指定)
撮影年月日 2004年4月10日(左の写真)
        2017年4月14日(少し大きめの画像)

注1)1986年12月1日に山梨県教育委員会と武川村教育委員会が連名で設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)平成16年(2004)11月1日、北巨摩郡の7町村が合併して北杜市誕生。旧行政区は北巨摩郡武川村





 大正11年(1922)10月12日、各地のサクラの名木が、初めて国の天然記念物に指定された。誰が言い始めたのか知らないが、このうち3本を「日本三大桜」というらしい。
 そのうちの1本がこの「山高神代ザクラ」である。(他の2本は三春滝ザクラ根尾谷淡墨ザクラ
 伝説では日本武尊の東征に際して植えられたという。日蓮宗実相寺にあって、日蓮上人との関わりも伝えている。境内からは神代ザクラの頭上に南アルプスの山々を望むことができる。
 目通りが10mともなると、まずその太さに圧倒される。年月を経た面構えは、樹木というより、まるで岩塊のようだ。
 しかし、主幹をはじめ、主要な頭頂部を失ってしまった今、力強い逞しさを感じ取ることはできない。雨をしのぐための屋根や支柱の介助があって、かろうじて生かしてもらっている風である。樹勢はかなり衰えている。
 真新しい立札によると、神代ザクラのすぐ横を通る村道を廃し、新しい根が広がるスペースを提供する計画が実行されつつあるようだ。根の伸長を妨げていた石垣もなくなり、自分だけの広々とした空間を得て、滝ザクラや淡墨ザクラのように、大いに樹勢が回復することを望む。
 
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