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名称 三春滝桜 (みはるたきざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 19m(注2)
目通り幹囲 7.9m(注2)
推定樹齢 伝承1000年(注2)
所在地の地名 福島県田村郡三春町滝字桜久保
〃 3次メッシュコード 5640−04−80
〃 緯度・経度 北緯37度24分27.7秒
東経140度30分00.3秒
国指定天然記念物(1922年10月12日指定)
撮影年月日 2003年4月19日(上画像)
2019年4月22日(少し大きめの画像)
注1)金属パネルのしっかりしたもの。ただし国の正式な指定名称は「三春滝ザクラ」とカタカナ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による。ただし上記の案内板は目通りを9.5mとしている |
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流れ落ちる滝のような花ゆえ「滝桜」と命名された、と説明されても納得しそうな、見事なベニシダレである。
それももちろん比喩の意味で脳裏にあっただろうが、本来の意味は滝村(現在は三春町大字滝)のサクラということなのではあるまいか。「滝村」の名は既に寛永4年(1627)の文献に見られ、この地を流れる急流、大滝根川との関連からの命名ではないかと推測されている。
ところで「三春」の名にも一種の風情を感じるが、どんな由来を持つのだろうか。
「角川日本地名大辞典」で調べてみた。
中世に置かれた「見張」が転じて「みはる」になったという説と、梅・桃・桜が一緒に咲くので、3つの春、つまり「三春」になったという伝承があるという。
いずれの説にも確証はないようだが、滝桜の命名同様、この土地に風雅な人物が居たのだと信じたい。 |
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