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名称 山上の大クワ (やまかみのおおくわ) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 ヤマグワ 樹高 10m(注2) 目通り幹囲 4.8m(注2) 推定樹齢 500年以上(注3) 所在地の地名 山形県米沢市三沢字北畑 〃 3次メッシュコード 5640−61−42 〃 緯度・経度 北緯37度52分13.5秒 東経140度09分02.0秒 山形県指定天然記念物(1955年8月1日指定) 撮影年月日 2013年5月26日 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による 注3)上記案内板による クワがあるのは、かつての南置賜郡山上村。その後の市町村合併で、山上村のみならず南置賜郡(みなみおきたまぐん)そのものがなくなってしまったが、クワの名に村名は残った。 名君と謳われた米沢藩主上杉鷹山(うえすぎようざん=上杉治憲(うえすぎはるのり)、1751〜1822)は、困窮の極みにあった藩財政を立て直すため、養蚕業を奨励したらしい。領内には盛んにクワが植えられたという。ただし、推定樹齢が正しいとすれば、このクワは、その時代よりはるか昔から生きてきたことになる。(以上、案内板より) 平成(1989〜)に入ってから、周囲に高い網が巡らされた。網の最上部には、電気ショックを与えるための高圧電線も張られている。サルによる被害を防ぐためだという。人家から少し離れているため、しばしば野猿が出没するのだろう。見た目は悪いが、致し方ない。 元気がなさそうに見えるのが心配だ。 クワとしては、国指定天然記念物の2件(羽吉の大クワ、薄根の大クワ)に続き、第3位の幹囲を有する大クワである。(2013年5月現在。環境省巨樹データベースによる) |
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