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国指定天然記念物(1956年5月15日指定)
撮影年月日 2003年5月25日
注1)2000年3月に沼田市教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による。ただし現地の案内板は樹高、目通り幹囲をそれぞれ14m、8.0mとしている(これより下位の桁を四捨五入)
注3)現地の案内板による
注4)ここは飛び地であるため、町田町を探しても見つからない。石墨町の中にある
利根川の支流四釜川(しかまがわ)が作った段丘上にヤマグワの大株がある。黒々とした幹は年齢を感じさせるが、樹勢はすばらしく良い。訪れた時は、枝々にこぼれんばかりに沢山の桑の実をつけていた。
周囲一体は畑地。このクワも石井さんという方の所有物である。
今でこそ養蚕は廃れてしまったが、クワはお蚕様を養う大切な収入源であった。この木は「養蚕の神」として、古くから大切にされてきたという。
いったい正しい樹齢はどれくらいなのか、私には見当がつかない。貞享3年(1686)に高須隼人が沼田藩内の検地を行った際、この木を標木にしたという話も伝わっている。
現在、大クワの傍に、次世代を担わせる若木が育てられている。若木が巨木になるのは何百年先のことになるか。夢のある話である。 |
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