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名称 八雲神社のイチョウ (やぐもじんじゃのいちょう) 名称の典拠 「少しだけ遠くの風景」 樹種 イチョウ 樹高 不明 目通り幹囲 6.0m(注1) 推定樹齢 不明 所在地の地名 宮城県伊具郡丸森町天王 〃 3次メッシュコード 5640−66−62 〃 緯度・経度 北緯37度53分37.9秒 東経140度46分42.1秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2024年6月9日 阿武隈急行丸森駅の南方(やや東)約4.3km、阿武隈川の支流内川右岸に天王という名の集落がある。 天王は祇園精舎の守護神牛頭天王(ごずてんのう)のことで、かつてここに牛頭天王を祀る社寺があったことを物語る。 宮城県神社庁の神社紹介ウェブページによると、後奈良天皇(在位1526〜57)の時代に京都八坂神社から分霊を勧請したことに始まるとも、また一説に応永22年(1415)に笠間義実なる人物が創建したとも言われる牛頭天王(社)があったようだ。 明治初期の廃仏毀釈で、神仏習合の聖地から仏教色が廃されるなか、多くの牛頭天王社や祇園社がスサノオを祭神とする八坂神社に転じた。ここでも同様の道を歩んだが、社号は八坂神社でなく八雲神社とされたようである。 この字天王の八雲神社にイチョウ巨木が立つことを上記「少遠景」で知った。 適当な場所に車を置き、参道を進んで行くと、拝殿の手前向かって右手に大イチョウが立っていた。向かって左にはスギ。スギは幹囲4m前後というところだろうか。 イチョウは神木とされているようで、細い注連縄が巻かれていた。 そう遠くない過去に全ての大枝を整理する強剪定がなされたようで、太い大枝は見当たらない。今の樹冠は、その後に伸びた若い枝が作ったもので、整った美しい姿。 丸森町のイチョウというと、ここから北西に1.1kmほど、県道45号(丸森霊山線)から見える県指定天然記念物の大イチョウがあまりにも有名だが、八雲神社のイチョウは、その大イチョウと夫婦だと伝えられているという。(丸森町観光案内所ウェブサイトによる) |
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