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画像:丸森のイチョウ

画像:丸森のイチョウ(全景)

画像:丸森のイチョウ(幹と並ぶ)
名称 丸森のイチョウ (まるもりのいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 11.6m(注2)
推定樹齢 650年(注3)
所在地の地名 宮城県伊具郡丸森町四反田(山根)
 
〃 3次メッシュコード 5640−66−71
 
〃 緯度・経度 北緯37度53分57.8秒
           東経140度46分07.0秒
宮城県指定天然記念物(1967年4月11日指定)
撮影年月日 2006年8月23日

注1)1985年2月に丸森町教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)上記案内板による





 丸森町役場の南約1.3km、県道45号(丸森霊山線)近くに、1本の大イチョウが立っている。役場の方から南下してくると、右に大きくカーブしたあと、右手奥に目をやると、山裾に立つ姿が見える。
 ここには以前、伊具33観音霊場の一つ、第18番正吉観音堂があったという。案内板には「大空を覆えるほどの銀杏の木/これや大悲のみかげなるらん」の御詠歌も紹介してあったが、現在、観音堂の面影はすっかり失われてしまった。
 イチョウの所有者は丸森町のようだが、そこに至るには個人のお屋敷内を通していただかなくてはならない。玄関で来訪の意を告げ、許可をお願いしたところ、快諾の言葉が返ってきた。
 幹には小枝がたくさん生えていて、幹肌がよく見えない。それも樹勢が良いことの証左なのだろう。
 1本の太い幹で立ち上がり、地上5〜6mで2幹に分かれている。低い位置で主幹から直に出た小枝を取り去り、幹の様子がはっきり見えるようになれば、すばらしい迫力だと思われる。背丈もずいぶん高い。片側では表土が流れ、根の一部が露出しているが、樹勢への影響は見られないように思う。
 年月とともに、根元の環境は変わったが、銀杏にとっては、小さな事だったようだ。意に介せず、悠然と構えているといった風情だった。
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