ページタイトル:豊岡神明社のケヤキ 当サイトのシンボルマーク

画像:豊岡神明社のケヤキ(幹と並ぶ) 名称 豊岡神明社のケヤキ
    (とよおかしんめいしゃのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 5.5m(注2)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 秋田県山本郡三種町豊岡金田(とよおかきんでん)字田倉館(注3)
 〃 3次メッシュコード 6040−10−3
 〃 緯度・経度 北緯40度06分40.8秒
           東経140度04分42.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年5月15日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注2)地表面から1.3mの高さにおける幹囲を実測
注3)2006年3月20日、山本郡内3町が合併して三種町(みたねちょう)誕生。旧行政区は山本郡山本町





 三種町指定天然記念物のモミがある神明社には、ケヤキ巨木もある。
 ケヤキが立つのは、社殿の後方。位置から見て、境内の境界木として植えたと思われる。
 環境省巨樹データ(1988年度調査)に6本のケヤキが登録されており、最大の個体で幹囲495cm。二番目は393cm。実測したところ、それぞれ546cm(左図)、487cmになっていた。
 たまたま境界を接する家の奥様にお話を伺うことが出来た。
 「葉がたくさん落ちて大変でしょう」と話しかけたところ、葉だけでなく、大きな枝が落ちて屋根に突き刺さったことがあるという。修理に多額の費用がかかったそうである。
 大枝では根元の方が太く重い。高い位置から落下すれば、葉が繁って空気抵抗の大きい梢を上に、枝の付け根を下に落ちてくることはあり得る。屋根に突き刺さることもあるのだろう。
 それでも、伐採を希望してはおられないようだった。
 私有地に接する巨木が存在し続けていられるのは、このような周囲の温かい心があってこそなのだと改めて思った。
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