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名称 忠霊塔のカスミザクラ (ちゅうれいとうのかすみざくら) 名称の典拠 「新潟県の大桜」(注1) 樹種 カスミサクラ 樹高 不明 目通り幹囲 3.2m(注2) 推定樹齢 不明 所在地の地名 新潟県中魚沼郡津南町外丸(とまる) 〃 3次メッシュコード 5538−45−42 〃 緯度・経度 北緯37度02分19.3秒 東経138度39分30.8秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2022年4月23日 注2)「新潟県の大桜」による JR飯山線の津南(つなん)駅と越後鹿渡(えちごしかわたり)駅の間、信濃川左岸をJR線とともに走る県道が49号(小千谷十日町津南線)である。 左図の桜が立つ忠霊塔は県道の西、長さ300mほどの飯山線笹沢隧道(ずいどう=トンネル)の上にあたる。 「新潟県の大桜」によると、この忠霊塔は昭和15年(1940)に建立されたとのこと。真珠湾攻撃の前年である。忠霊塔前の広場を囲む桜たちもその頃に植えられたのだろうか。 植えられた桜は一種類ではなく、ソメイヨシノのほかにヤマザクラやカスミサクラも広場を囲む。 左図の桜について、開花前に既に葉が開出し、ソメイヨシノに比べて花色が淡い。一方で開出葉の色が典型的なヤマザクラのように赤くないのでカスミサクラと考えたのだが、山野に咲く野生のカスミサクラに比べて花を多くつけ、豪華な感じがする。それは生育環境だけの問題なのだろうか? ヒトにとって都合の良いように改良されたカスミサクラ(あるいはヤマザクラ)だということはないのだろうか? ヤマザクラとカスミサクラの間に顕著な不連続性が感じられなかったり、カスミサクラという樹種についてはいまだによく分からない。 カスミサクラは開花がずいぶん遅いはずだが、この桜は、まだソメイヨシノが咲き誇っているというのに、もう間もなく満開を迎えようとしている。 |
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