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名称 龍田神社のソテツ (たつたじんじゃのそてつ) 名称の典拠 なし(注1) 樹種 ソテツ 樹高 6.3m(注2) 目通り幹囲 5.7m(注2) 根回り 推定樹齢 不明 所在地の地名 奈良県生駒郡斑鳩町龍田1丁目 〃 3次メッシュコード 5135−75−28 〃 緯度・経度 北緯34度36分28.1秒 東経135度43分29.4秒 奈良県指定天然記念物(1957年6月13日指定) 撮影年月日 2023年7月25日 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による 大きなクスノキがある斑鳩町(いかるがちょう)の龍田神社には、ソテツの大株もある。 正面参道から入ると、クスノキは向かって右、ソテツは左。それぞれ垣で囲われた中に立つ。 まず目に入るのはクスノキ。朱塗りの板垣を別にしても、その巨体が真っ先に視野に飛び込んでくる。 それに対してソテツの方は、能のシテ方金剛流発祥の地の石碑を大きく囲むフェンス内の端の方を控えめに占めている感じ。これが奈良県指定天然記念物のソテツである。 案内板には、ソテツについての植物学的な説明があるのみ。東西に2株あること、根元周囲が約5.7mあること以外は図鑑に載っている内容と変わらない。 天然記念物指定は意外に古く、昭和32年。終戦後、欧米の新しい価値観が入ってきて、日本国内の宝を見直そうという気運が起こり始めた頃だったように思う。 しかし、その当時はまだ戦前の傾向が少し残っていて、植物個体そのものより、歴史上の人物との関わりの有無から文化的価値を測ったと思われる指定も散見される。 このソテツについてはどうなのだろう。 内陸の地にあって、これだけ大きくなったから指定されたのか、それとも…。 案内板に指定理由等が記されていると嬉しいのだが。(指定名称から逆に考えると、多分、これだけ大きいことが貴重だということなのだろうとは思うが) |
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