ページタイトル:田口水分神社のイチョウ 当サイトのシンボルマーク

画像:田口水分神社のイチョウ(幹と並ぶ) 名称 田口水分神社のイチョウ
    (たぐちみくまりじんじゃのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 28m(注1)
目通り幹囲 7.8m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 奈良県宇陀市室生下田口
 〃 3次メッシュコード 5136−60−23
 〃 緯度・経度 北緯34度31分14.2秒
           東経136度02分42.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2023年5月16日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」(1988年調査)による





 奈良県道28号(吉野室生寺針線)を、龍穴神社前から道なりに2.8kmほど南下。そこで県道と別れ、大きく右折して橋を渡った先に宇陀市文化芸術活動体験交流施設「ふるさと元気村」がある。廃校となった田口小学校の校舎を利用した施設だ。
 大イチョウの田口水分神社は、間に数軒の民家を挟んで、その西に鎮座する。(神社前に駐車場あり)
 水分神社の名前から想像するように、ここも水の神様を祀る神社だ。案内板によると祭神名は天之久比奢母智神(あめのくいざもちのかみ)(この神については國學院大學の神名データベースに詳しい説明があるのでそちらをどうぞ)。
 田口水分神社に限らず、奈良県の川沿いには水の神を祀る神社がとても多い。
 拝殿のすぐ手前、向かって右手に大イチョウが立つ。
 背が高く、直立する姿は、イチョウでは珍しい。
 主幹もまだ残っているが、現在の姿は、主幹を取り囲む蘖(ひこばえ)たちが大きく生長して、全体が融合したもの。幹の下部では、まるで1本の幹のようだ。それくらいぴったりくっついている。
 大きさも十分(私とのツーショットで大きさを想像していただけるのではないだろうか)。見事な大イチョウである。
 なお、環境省巨樹データベースでは幹囲545cmのスギもあることになっているが、見つけられなかった。失われてしまったのかも知れない。
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