ページタイトル:菅名岳の大トチ 当サイトのシンボルマーク

画像:菅名岳の大トチ(幹と並ぶ) 名称 菅名岳の大トチ (すがなだけのおおとち)
名称の典拠 「森の巨人たち百選」名称を参考(注1)
樹種 トチノキ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 7.4m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 新潟県五泉市大須郷
 〃 3次メッシュコード 5639−42−41
 〃 緯度・経度 北緯37度42分16.0秒
           東経139度15分56.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2021年5月12日

注1)「森の巨人たち百選」選定名称は「菅名岳大トチ」で「の」が無いが、林野庁関東森林管理局下越森林管理署のウェブサイトや五泉市公式サイトでは「の」を入れて紹介している。樹種としては菅名岳以外でも見られる普通のトチノキであり、「の」を入れて表す方が自然なように思う
注2)「森の巨人たち百選」データより





 平成12年(2000)、林野庁は、国有林と森林保護への関心を喚起するため、全国各地に散在する国有林の中からシンボル的な樹木を100本選び、「森の巨人たち百選」とした。(林野庁資料によれば、2019年3月31日現在、そのうち9本はもう存在しない)
 わが新潟県からは見倉の大栃と、三五郎山国有林内のこのトチノキの2本が選ばれた。いずれも堂々たる巨木である。
 この大トチが立つのは、菅名岳登山ルートの一つ「どっぱら清水コース」の途中から直線距離にして斜面を70mほど登ったところ。大トチまで山道がつけられており、分岐点には案内表示もあるので、この大トチに立ち寄る登山者も多い。
 地形図を見ると、大トチが立つ場所は、菅名岳の斜面というよりも、三五郎山(さんごろうやま)から北に延びる稜線が新江川(北沢)に落ちるところと表現した方が適切に思えるのだが、上記のように菅名岳登山者が目にすることが多いことから菅名岳の名を冠して呼ばれているのだろう。
 大トチへの分岐点は「どっぱら清水コース」で新江川の谷(北沢)を上り詰めた地点。菅名岳に登る場合はここから菅名岳北西稜線への登りが待っている。
 大トチに会うには軽登山の装備と熊除け対策、それにある程度の体力が必要だが、それだけの価値のあるトチノキだと思われる。
ボタン:青森県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る