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名称 惣社水分神社のスギ (そうしゃみくまりじんじゃのすぎ) 名称の典拠 なし 樹種 スギ 樹高 35m(注1) 目通り幹囲 5.3m(注1) 推定樹齢 300年以上(注1) 所在地の地名 奈良県宇陀市菟田野上芳野(うたのかみほうの) 〃 3次メッシュコード 5136−50−51 〃 緯度・経度 北緯34度27分44.5秒 東経136度01分07.6秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2023年5月19日 宇太水分神社がある旧菟田野町の中心部古市場(ふるいちば)から、芳野川(ほうのがわ)沿いに6kmほど遡ったところが上芳野である。 川沿いに延びる集落の中ほど、南側山裾に惣社水分神社が鎮座する。 宇太水分神社公式ウェブサイトの「御由緒」によると、『大和朝廷が飛鳥に置かれたころ、東西南北(それぞれ宇太、葛城、吉野、都祁)に祀られた大和四水分のうち東にあた』り、惣社水分神社の「案内書」によれば、ここはその『宇陀水分三社(芳野、古市場、下井足)の上の宮である』とのこと。 従って、宇太水分神社とも強い繋がりがあり、10月第3日曜日に開催される例大祭では、惣社水分神社から宇太水分神社への御輿渡御があってたいそう賑わうらしい。 1991年刊行の上記「日本の巨樹・巨木林」には惣社水分神社から15本の巨木が報告されている(二重報告があった可能性もある)。そのうちの頭領が左図のスギ。境内平面の外側、向かって左に立っている。 途中から3幹に分かれる、いわゆる「三頭木」だ。 東北地方の杣人の間には、三頭木に神が宿るという言い伝えがあるようだが、ここではどうなのだろう。 聖域を囲む木々の1本に過ぎないせいか、注連縄もなく、特別扱いもされていないようである。 |
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