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名称 親仁山公園のクロマツ (おやじやまこうえんのくろまつ) 名称の典拠 なし 樹種 クロマツ 樹高 15m(注1) 目通り幹囲 3.5m(注1) 推定樹齢 不明 所在地の地名 新潟県新潟市中央区女池5丁目 〃 3次メッシュコード 5639−60−63 〃 緯度・経度 北緯37度53分36.0秒 東経139度02分29.0秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2015年10月19日 女池は鳥屋野潟(とやのがた)の北西に位置する。 このあたりは大河信濃川(しなのがわ)にも近く、治水技術が未熟な時代には、しばしば洪水に見舞われたことだろう。鳥屋野潟は昔の大洪水の置き土産ではないかと思われるが、他にも男池、女池(三平池)など、いくつかの沼があったようだ。(女池(めいけ)の地名はその名残り) 今は鳥屋野潟を除き、すべて干拓された。湿地は耕作地に変わり、都市の膨張に伴って、今度は住宅地に変化した。 地形図を見るとよく分かるのだが、ほぼ全ての生活道路が直行する平行線の形をしているのに対し、クロマツ巨木が立つ皆応寺(がいおうじ)の門前を東西に走る細い道だけがくねくねと不規則に曲がっている。これが昔からあった道だと思われる。周囲より少しだけ高い場所を縫ったため、このような姿になったのだろう。 皆応寺の門前から、この道を西に1kmほど辿ったところに、親仁山公園と名付けられた小さな公園がある。(逆向きに一方通行なので、車で辿ることは不可) 左図はそこに立つクロマツである。ほかに、規模は小さいが、ウラジロガシ、スダジイ、モッコク(?)、ヒイラギ等も立つ。 ここは、女池の名主新田家の屋敷があった場所らしい。女池小学校の開学の地でもあったという。(新潟市歴史博物館発PDFニュース「帆檣成林(はんしょうせいりん)」vol.34による) このクロマツも、屋敷の松、学校の松、公園の松と変遷してきたわけだ。 |
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