ページタイトル:大町の西条柿 当サイトのシンボル

画像:大町の西条柿_1 名称 大町の西条柿
    (おおまちのさいじょうがき)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 カキノキ
樹高 17m(注2)
目通り幹囲 4.5m(注2)
推定樹齢 400年(注3)
所在地の地名 岡山県苫田郡鏡野町大町(下大町)
 〃 3次メッシュコード
        5233−57−97
 〃 緯度・経度
        北緯35度09分53秒
        東経133度57分47秒
鏡野町指定天然記念物
        (1972年4月1日指定)
撮影年月日 2010年8月21日
画像:大町の西条柿(全景)

画像:大町の西条柿_2
注1)鏡野町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)上記の標柱とは別の、岡山県津山地方振興局が設置した標柱による





 標記のカキノキがある下大町は、県道75号(加茂奥津線)沿い。路傍を注意していると、「日本一の大柿 大町の西条柿」の案内板が出ている(鏡野町が設置)。
 案内板の横の道を100mほど上った先にカキノキが立っている。(車でも行けそうな道だが、その先に駐車場所がない。案内板にも「必ず徒歩で」行くよう注意書きがある)
 カキノキへの道だけでなく、そもそも県道75号自体が狭い。この木への訪問は、少し歩くことを予定しておいた方がよい。
 西条柿というのは、広島県の西条(現東広島市)から広まったカキの一品種で、形は釣り鐘形。縦に4つの溝が入るのが特徴。渋柿だが、糖度が高いので、渋抜きすると美味しいらしい。(私の住む新潟県では、「八珍」と呼ぶ平核無(ひらたねなし)が主流で、残念ながら西条柿は食べたことがない)
 中国地方では著名な品種のようで、西条柿は各地に広まった。現在では、鳥取県が西条柿生産量No.1の県である。
 岡山県にあるこの木も、現在の所有者の先祖が、カキを生産するために、苗木を手に入れたものだろう。根元には接ぎ木の跡が残っているらしい。案内板によれば、全国に現存する西条柿のなかで、この木が最大の巨木なのだそうだ。
 これも案内板によれば、今も毎年4トンの実をならせるとか。(400kgの間違い?)
 たくさん実るのは結構だが、実りすぎは木を弱らせる。ほどほどにして、木の養生を第一に考える時期になってきたのではなかろうか。
 
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