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名称 大久保の大ケヤキ (おおくぼのおおけやき) 名称の典拠 現地の標柱(注1) 樹種 ケヤキ 樹高 25m(注2) 目通り幹囲 5.9m(注2) 推定樹齢 300年以上(注2) 所在地の地名 新潟県新潟市北区大久保(注3) 〃 3次メッシュコード 5639−61−54 〃 緯度・経度 北緯37度53分08.8秒 東経139度10分24.5秒 豊栄市指定天然記念物(2000年5月26日指定)(注3) 撮影年月日 2004年7月11日(左の画像) 2010年11月14日(少し大きめの画像) 注1)豊栄市教育委員会が設置(設置年月不詳) 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による 注3)2005年3月21日、広域市町村合併により新潟市に編入。旧行政区は豊栄市 大久保集落は阿賀野川右岸、平成9年(1997)竣工の大阿賀橋の北東1kmほどに位置している。 近世まで、このあたり一面は阿賀野川の氾濫原で、人の手の入らない湿地であった。戦国時代が終わり、平和な世になって、まず自然堤防近くから開発が始まった。 平凡社「新潟県の地名」によれば、大久保新田(現在の大久保)は、明暦3年(1657)、新発田藩の許可を得て、西隣の太子堂村半之丞ほか7人が開いた。ケヤキの立つ神明社は承応3年(1654)創建のようなので、新田開発と軌を一にしていると思われる。ケヤキもその頃に植えられたのかも知れない。 旧豊栄市内では、県天然記念物「高森の大ケヤキ」に次ぐ巨木である。 傍らの大きめの標柱には、豊栄市指定天然記念物第1号の文字が誇らしげに記されていた。同市の文化財保護条例は、市制施行以前の昭和38年(1963)、北蒲原郡豊栄町時代に設けられたもの。37年ぶりの第1号誕生である。 標柱の「第1号」の文字の背後に、指定を受けるために奔走した方々の嬉しい顔が見えたように思った。 |
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