ページタイトル:多田のムクロジ 当サイトのシンボルマーク

画像:多田のムクロジ 名称 多田のムクロジ (おいだのむくろじ)
名称の典拠 なし
樹種 ムクロジ
樹高 8m/20m(注1) 今はもう20mまでない
目通り幹囲 4.7m/4.4m(注1)
推定樹齢 不明/100〜199年(注1)
所在地の地名 奈良県御所市多田
 〃 3次メッシュコード 5135−55−27
 〃 緯度・経度 北緯34度26分14.8秒
           東経135度43分11.6秒(注2)
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2023年7月27日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による。いずれも前者が鳥居近くの個体(左図)、後者が本殿近くの個体データ
注2)これは左図の個体の位置





 多田は御所市立葛上(かつじょう)中学校から直線距離で北東に600mほど。田園地帯の集落である。
 集落の北西部、生活道路を挟んで多田公民館の反対側に多太神社が鎮座し、その境内、道路に沿って3本のムクロジ巨木が並ぶ。
 従って「多太神社のムクロジ」と名付けるのが一番良いように思うのだが、残念ながら多太神社の読み方が分からない。
 地名である多田は「おいだ」と読む。その「田」が「太」に変わっただけだから、神社も「おいだじんじゃ」だと思っていた。地名を冠した神社は全国にたくさんある。
 ところが、調べてみると、奈良県神社庁の一覧表に載る名前は「ただじんじゃ」、宗教法人としての登録名は「おいらじんじゃ」である。いったいどれが正式名称なのだろう。
 盆暗頭で考えても埒が明かないので、桜井市の赤尾の大楠同様、地名を冠して呼ぶことにした。
 さてムクロジだが、境内の縁に沿って一列に並んでいる。この立ち位置が偶然とは思えないので、人の手で植えられたのだろう。
 ムクロジとしてはいずれも素晴らしく大きいのだが、衰退期に入ったことは否めない。残念ながら、すべて幹を途中で切断されている。道路のすぐ横であるから、通行の安全を考えた処置であろうか。
 寂しい姿になってしまったが、根元から伐採されなかっただけでも良しとしたい。
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