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名称 赤尾の大楠 (あかおのおおくす) 名称の典拠 アプローチの途中にあった手書き案内 樹種 クスノキ 樹高 30m(注1) 目通り幹囲 7.9m(注1) 推定樹齢 300年以上(注1) 所在地の地名 奈良県桜井市赤尾 〃 3次メッシュコード 5135−66−09 〃 緯度・経度 北緯34度30分32.4秒 東経135度52分09.8秒 桜井市指定天然記念物(注2) 撮影年月日 2023年5月18日 注2)天然記念物指定名称は「押坂山口坐神社のクスノキ」 近鉄大和朝倉(やまとあさくら)駅の南方約700m、鳥見山(とみやま、245m)北東麓の集落が赤尾である。道路が整然と並び、現代的な住宅が多い。住民の大半は、近年になって移ってこられた方のようだ。 集落の南東部、粟原川(おおばらがわ)に面して忍坂山口坐神社が鎮座する。左図のクスノキはその境内。 となると「忍坂山口坐神社のクスノキ」と名付けるのが普通だと思うが、一つ困ったことがある。神社の名前をどう読んだらいいか分からないのだ。 読み方は気にしないという方もおられようが、私は口に出して発音することが出来ないものは、身についた感じがしないのである。もともとそういう性分なのだから仕方がない。 その神社の読み方だが、国道166号の案内表示では(ローマ字表記を仮名になおすと)「おっさかやまぐちいますじんじゃ」。現在の地名に従って漢字をそのまま読むとこうなるように思う。 しかし、神社庁への登録名は「おしさかやまぐちじんじゃ」、国税庁の登録法人名は「おしさかやまぐちにますじんじゃ」と様々である。さらには、桜井市の天然記念物指定名称では、上記のように文字まで異なる。(注3) そんな訳で、私のサイトでは標記のように呼ばせてもらうことにした。これなら確実に読める。 前置きが長くなった。 境内入口に立つクスノキが大きい。桜井市内では小夫のケヤキと双璧を成す巨木だ。 桜井市観光協会が設置した案内板によると、このクスノキは2代目だそうで、初代は室町時代に金閣寺を建立する際、天井板として利用されたと伝承されているそうである。 注3)失礼を顧みず、「押」は誤字でないかと桜井市教育委員会に尋ねてみた。文化財担当の方が台帳を調べて下さって、間違いないとのこと。なお、読み方については記録されていないそうである。(ご多忙中にも拘わらず、丁寧なご対応に感謝) |
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