ページタイトル:大の栂 当サイトのシンボルマーク

画像:大の栂 名称 大の栂 (おおのとが)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチイ
樹高 7m(注2)
目通り幹囲 2.4m(注2)
推定樹齢 250年(注2)
所在地の地名 岡山県苫田郡鏡野町大(おお)(大中)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5233−56−74
 〃 緯度・経度 北緯35度09分01.5秒
           東経133度48分28.8秒
鏡野町指定天然記念物(1973年4月1日指定)
撮影年月日 2022年3月31日

注1)「名木百選」としての名称。岡山県津山地方振興局が案内板を設置?。一方で、その隣の標柱(鏡野町教育委員会が設置)には「大のイチイ」とあり、それぞれ名称が異る(天然記念物指定名称は「大のイチイ」)。なお、標柱には「昭和四十五年十二月一日」とあるが、間違いではないだろうか。私の指定日データは鏡野町町政要覧の統計資料編(2012年度版)を参考にしたものだが、それには「S48.4.1」とあった
注2)岡山県緑化推進協会刊「新 岡山の巨樹老樹名木」による
注3)2005年3月1日、鏡野町を含む苫田郡内の2町2村が合併して新・鏡野町誕生。旧行政区は苫田郡富村(とみそん)





 余川(よかわ)の上流部、県道65号(久世中和線)沿いに大中(おおなか)の集落があり、大阿弥陀堂の前に左図のキャラボクが立っている。(大は地名。阿弥陀堂そのものは大きくない)
 キャラボクはイチイの変種。原種のイチイは高木で、太さが6mを超える巨木もある。それに対してキャラボクは幹の下部が地を這う低木で、あまり大きくならない。
 それなのにこの大きさである。キャラボク仲間の代表として紹介することにした。
 なお、「大の栂」の名前について。普通、栂はツガと読み、マツ科のツガを指す。この木とは別種である。
 普通はそうだが、長野県北部ではイチイのことをトガと称することがある(「平出の夫婦栂」)。ここでもそのように呼ばれたのだろう。
 なお、キャラボクは庭園樹として知られるが、鳥取県の大山(だいせん)にダイセンキャラボクが自生し国の天然記念物とされている。
 ここから大山は近い(約35km)。
 このキャラボクも大山から移植されたのだろうか。
ボタン:岡山県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る