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今市側から日光側を見た日光街道 右側に案内板が見えるスギが「並木太郎」 |
名称 並木太郎 (なみきたろう) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 スギ 樹高 38m(注2) 目通り幹囲 5.4m(注2) 推定樹齢 350年以上(注3) 所在地の地名 栃木県日光市七里 〃 3次メッシュコード 5539−05−81 〃 緯度・経度 北緯36度44分17.1秒 東経139度38分23.2秒 国指定特別天然記念物(1956年10月31日指定)(注4) 撮影年月日 2012年9月27日 注2)その案内板による 注3)最初期のスギたちは、寛永2年(1625)頃から慶安元年(1648)までの間に植えられたことがわかっている 注4)1954年3月20日、「日光杉並木街道 附 並木寄進碑」として国指定天然記念物となり、さらにこの日、特別天然記念物に指定しなおされた 日光東照宮に至る街道脇に、家康の近臣松平正綱が植えた杉並木が現在まで残って、全国で唯一、国から特別天然記念物と特別史跡の両指定を受けている。 並木が残るのは、日光街道16.5km、例幣使(れいへいし)街道13.2km、会津西街道5.7km。総延長35.4kmは、世界一長い並木道としてギネスブックにも載っているとか。全部でおよそ20万本の苗を植えたようだが、現存するのは、平成20年(2008)の栃木県教育委員会文化財課の調査で12477本。 街道の並木というとマツが一般的だが、スギを植えたのは、街道そのものを東照宮への参道と見立てたからだろう。現在、この杉並木は東照宮が所有している。 さて、このスギの名だが、「並木」については説明無用だろう。「太郎」は、旧今市市にある大宮神社の太郎杉の例もあるように、そのなかの惣領の意味。案内板にも「並木の中で一番大きな杉であり(中略)、その姿の美しく端正なことより並木太郎と呼ぶにふさわしい(後略)」とある。 美醜については、それぞれの捉え方があるだろうから、異論を唱えるつもりはないが、並木中の一番大きな杉でないことだけは確かだ。これより大きなスギは何本もある。 並木太郎の立つ場所は、日光街道(国道119号)沿い、大字野口と大字七里の境界付近。 |
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