ページタイトル:室野松苧神社の大スギ 当サイトのシンボル

画像:室野松苧神社の大スギ(幹と並ぶ) 名称 室野松苧神社の大スギ
    (むろのまつおじんじゃのおおすぎ)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 スギ
樹高 40m(注2)
目通り幹囲 5.1m(注3)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 新潟県十日町市室野(注4)
 〃 3次メッシュコード 5538−54−35
 〃 緯度・経度 北緯37度07分04秒
           東経138度34分09秒
十日町市指定天然記念物(1989年12月14日指定)
撮影年月日 2013年8月31日

注1)設置者名・設置年月とも不詳(多分、旧松之山町教育委員会が設置)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)十日町市公式ウェブサイト上の指定文化財一覧表による
注4)2005年4月1日、広域合併により十日町市に編入合併。旧行政区は東頸城郡松代町





 奴奈川(ぬながわ)小学校の北に曹洞宗洞泉寺(とうせんじ)があり、その東の小山の上に室野松苧神社が鎮座する。
 松苧神社の「苧」とはカラムシのこと。アオソ(青苧)とも言う。
 かつての越後はカラムシの大産地で、それから繊維をとり、織物(「越後縮(えちごちぢみ)」)にして富を得た。その青苧が、ここ室野でもたくさん採れた。天和3年(1683)郷帳には、田9町6反余と並んで、青苧畑2町余の記述がある。神社は、青苧が順調に収穫できるよう、犬伏(いぬぶし)にある松苧神社から分霊を勧請したものだろう。
 長い石段の途中に踊り場があり、朱塗りの鳥居がある。標記の大スギは、その鳥居の近く。
 まだ少々物足りないサイズだが、そろそろ境内林の頭領としての風格が出てきた。
 豪雪にもめげず、まだまだ大きくなって欲しいものだ。
 
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