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名称 樅木尾有楽椿 (もみぎおうらくつばき) 名称の典拠 「ひむか巨樹マップ」(注1) 樹種 ウラクツバキ 樹高 10m(注2) 目通り幹囲 2.4m(注2) 推定樹齢 500年(注2) 所在地の地名 宮崎県西都市尾八重(樅木尾) 〃 3次メッシュコード 4831−32−05 〃 緯度・経度 北緯32度15分19.1秒 東経131度18分49.9秒 宮崎県指定天然記念物(1991年11月1日指定) 撮影年月日 2018年3月20日 注2)宮崎県が設置した「みやざきの巨樹百選」案内板による(設置年月不詳) 西都市指定天然記念物の「尾八重の一本杉」から見て、尾八重川(おはえがわ)の谷を挟んで反対側。 尾八重川と打越川(うちごしがわ)との間に、地蔵岳(1089m)から南に延びる尾根が横たわり、その稜線から少しだけ東に下ったところに、左図の有楽椿が咲く樅木尾(もみぎお)がある。一本杉からはほぼ真西だ。 有楽椿(うらくつばき)は、淡いピンクの花をつけるツバキの一種で、信長の13歳年下の弟、織田長益(おだながます。号は有楽斎如庵。茶道有楽流の祖)が愛でたことから名付けられたという。 そのウラクツバキの大株が、西都市の尾八重付近に3株もあった。いずれも宮崎県から天然記念物指定を受けていたのだが、残念ながら、そのうちの「尾八重有楽椿」は枯死してしまったらしい。 いずれも人の手で植えられたと思われるが、それにしても、こんな奥深い山中に(失礼)、これほどの大株が何本もあるとは驚きである。 なかでもこの樅木尾の有楽椿は、特に見ごたえがあるように思われる。 周囲は公園のように整備され、「有楽椿の里」と名づけられた。「里」の名に恥じぬよう、若い有楽椿もたくさん植えられている。 交通の便は悪いが、一見の価値あるツバキのように思われる。 |
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