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名称 三棟のカツラ (みむねのかつら) 名称の典拠 なし(注1) 樹種 カツラ 樹高 15m(注2) 目通り幹囲 7.0m(注2) 推定樹齢 1000年(注2) 所在地の地名 秋田県大仙市豊岡字三棟(注3) 〃 3次メッシュコード 5940−24−88 〃 緯度・経度 北緯39度34分22.7秒 東経140度35分54.5秒 大仙市指定天然記念物(1975年12月6日指定) 撮影年月日 2019年5月12日 注2)秋田県緑化推進委員会「秋田の巨樹・古木」による 注3)2005年3月22日、1市6町1村が大合併して大仙市誕生。旧行政区は仙北郡中仙町 「豊栄の松」の豊岡小学校から、直線距離で北西に約1.8km。三棟集落の西端付近、耕作地に囲まれて、大仙市指定天然記念物の「桂の木」が立つ。 ずんぐりと背の低いカツラだ。このカツラのように株立ちの場合、普通は複数幹が並んで上方に向かうものだが、このカツラは、根元から幹が放射状に広がっている。 大仙市教育委員会が設置した標柱の側面に記された説明では、この姿を地中で根が広がる様(さま)に見立て、「山津波で流されてきたカツラが逆さまになってそのまま根づいたという伝承がある」そうである。 もちろん、これは伝承であって、成長した木の根と幹が逆転することなどあり得ない。また、そもそもここは緩やかな傾斜を持つ扇状地の扇端であって、地滑りが起きるような地形ではなし、土石流の痕跡も見られない。 それにしても、昔の人の想像力の豊かさには、一種の羨ましささえ感じてしまう。 樹下の祠は観音堂だそうで、地元では「観音様の桂」と呼ばれているそうである。 |
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