ページタイトル:女池のタブノキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:女池のタブノキ 名称 女池のタブノキ (めいけのたぶのき)
名称の典拠 なし
樹種 タブノキ
樹高 16m(注1)
目通り幹囲 4.1m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 新潟県新潟市中央区女池1丁目
 〃 3次メッシュコード 5639−60−74
 〃 緯度・経度 北緯37度53分47.2秒
           東経139度03分01.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年10月19日

注1)「Forest & Tree」による





 クロマツ巨木が立つ皆応寺(がいおうじ)の南西100mほど、住宅のお庭に左図のタブノキが立っている。
 タブノキはクスノキに近縁の照葉樹だが、クスノキより耐寒性があるようで、殆どクスノキが見られない北陸以北の日本海側にも繁茂している。しかし、それも対馬海流(暖流)の影響が強い、能登半島より西、つまり福井県・石川県の海寄りの地域に限られ、富山県以北(以東)では、非常に数が少ない。
 新潟県もタブノキの数は少ないが、ここ新潟市の近くではときどき巨木を目にすることがある。個人所有のこのタブノキもその1本である。(環境省巨樹データベースでは幹囲を3.7mとしているが、実際はもっと大きい)
 自生のタブノキを庭木としたのではないかと思うのだが、違っているかも知れない。
 いずれにしろ、ずいぶん昔からお庭の一角にあって、他の喬木と競合することがなかったのだろう。思う存分に枝を伸ばす姿は珍しい。
 全国のタブノキ巨樹に比べると、大きさではちょっと見劣りするかも知れないが、庭木ならではのこの樹形については、野生のタブノキが真似することは出来ないだろうと思われる。
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