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名称 松前神社のケヤキ (まつさきじんじゃのけやき) 名称の典拠 なし 樹種 ケヤキ 樹高 20m(注1) 目通り幹囲 5.1m(注1) 推定樹齢 200〜299年(注1) 所在地の地名 新潟県佐渡市松ヶ崎(注2) 〃 3次メッシュコード 5638−74−00 〃 緯度・経度 北緯37度55分15.8秒 東経138度29分51.8秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2014年10月18日 注2)2004年3月1日、佐渡島内の全市町村が合併して佐渡市誕生。旧行政区は佐渡郡畑野町 松ヶ崎(まつがさき)は、佐渡流罪となった日蓮上陸の地とされている。(古くは松前とか松埼と記したようだ) 松前神社の400mほど西には上陸直後の伝承を伝える「おけやき」があり、神社の海寄りには祖師旧跡の復興を願って開かれたという日蓮宗本行寺がある。 その「おけやき」伝承に出てくる春日明神とは、この松前神社のことである。(かつては春日大明神と称した) 佐渡は離島であるが、古い時代には、北陸道の末端に連なっているとして、佐渡にも3つの駅が置かれた。 その一つが松埼駅(まつさきえき)である。本州との最短距離にあり、また、当時の平底の舟にしてみれば、砂嘴上にある浜の方が着岸しやすかったようだ。 その後も舟運で栄え、江戸時代に書かれた「佐州巡村記」には、風待ちの船が50〜60艘停泊している様子が記されているらしい。その後、時代が変わっても、明治初期まで番所が置かれていたそうである。(「松埼駅跡」と題する案内板および平凡社「新潟県の地名」を参考) 今も決して寒村ではないが、往時に比べれば、ずいぶん静かな集落になったようだ。 ケヤキだけが、辛うじて昔の賑わいを知っているのかも知れない。 |
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