ページタイトル:楠木生八幡神社のクスノキ 当サイトのシンボル

画像:楠木生八幡神社のクスノキ(幹と並ぶ)

画像:楠木生八幡神社のクスノキ
名称 楠木生八幡神社のクスノキ
    (くすぎゅうはちまんじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 10.5m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 大分県大分市下戸次(しもへつぎ)楠木生
 〃 3次メッシュコード 4931−55−83
 〃 緯度・経度 北緯33度09分30.1秒
           東経131度39分55.3秒
大分市指定天然記念物(1974年1月9日指定)
撮影年月日 2010年3月25日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による





 北上してきた大野川が谷から平野に出るところが戸次(へつぎ)。
 戸次は、上流側から上戸次、中戸次、下戸次と分かれ、大クスノキがあるのは下戸次。そのため「下戸次(の)クスノキ」と呼ばれることもあるようだ。
 クスノキは楠木生八幡神社の御神木である。案内板によれば、このクスノキに八幡大神の姿が現れたので、ここに社殿を建てて祀ったのだとか。延文元年(1356=正平11年)のことだそうである。その故事により、この大クスには「影迎木(えいげいぼく)」の名もあるようだ。神社のある楠木生の地名もこのクスノキに因むのだろう。とすれば、景観としてはもちろん、文化的社会的な意味でも、クスノキは、この地のランドマークだと言ってよさそうだ。
 幹囲が10mを超すようになると、間近に見る姿は、さすがに大きい。環境省巨樹データベースで調べてみると、2010年3月現在、大分県内では、柞原八幡宮のクス薦神社のクスノキに次いで第3位とされるクスノキだ。
 ただし、樹勢のすばらしさは前2者を凌ぐように見える。
 これから何年先のことか分からないが、いずれ県内一番の巨樹になることがあるかも知れない。
 
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