ページタイトル:華報寺のスギ ロゴ:人里の巨木たち

画像:華報寺のスギ 名称 華報寺のスギ (けほうじのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 5.2m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 新潟県阿賀野市出湯(でゆ)(注2)
 〃 3次メッシュコード 5639−52−74
 〃 緯度・経度 北緯37度49分05秒
           東経139度18分07秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年5月10日

注1)「新潟の大杉と天然杉」による
注2)2004年4月1日、4町村が合併して阿賀野市誕生。旧行政区は北蒲原郡笹神村





 「新潟の大杉と天然杉」のOさんから、出湯の華報寺の墓地に目通り5m超の大杉があるとの情報をいただいた。
 華報寺には過去に数度行ったことがある。「大杉なんてあったかなぁ」と半信半疑で確認に向かった。
 Oさんの情報通り、本堂の裏手は墓地になっていて、そこにこの大杉が立っていた。(大杉の姿は、本堂の陰になっていて、裏手に回らないと見えにくい)
 華報寺(けほうじ)の山号は五頭山(ごずさん)。背後に聳える標高913mの山の名前である。五頭とは、稜線のピークが5つあるように見えることから。
 大同元年(806)、空海(くうかい)が北陸巡教の途次、ここに滞在。五峰の上に五尊を勧請、山麓に堂宇を建立したのがこの寺の始まりとする伝承がある。のち、衰退したが、文明9年(1477)、村上耕雲寺6世太安梵守(たいあんぼんしゅ)を請じて曹洞宗に改め、再興。今日に至る。(「新潟県寺院名鑑」を参考)
 近隣では、境内に共同浴場がある寺としても有名である(この温泉も空海が授けたとされている)。その共同浴場の横から本堂裏に抜けることが出来る。
 訪ねたのが日曜だったこともあって、本堂前の駐車場は、入浴客でほぼ満車。
 試みに、そのうちの一人に尋ねてみたが、やはり大杉についてはご存じなかった。(この日まで、私もそうだった)
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