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セコイアの葉 |
名称 新保八幡宮のセコイア (しんぼはちまんぐうのせこいあ) 名称の典拠 なし 樹種 セコイア 樹高 20m(注1) 目通り幹囲 4.1m(注2) 推定樹齢 不明 所在地の地名 新潟県佐渡市金井新保(注3) 〃 3次メッシュコード 5738−02−39 〃 緯度・経度 北緯38度01分57.7秒 東経138度22分17.3秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2014年10月20日 注2)地上1.3mの高さにおける幹囲を実測 注3)2004年3月1日、佐渡島内の全市町村が合併して佐渡市誕生。旧行政区は佐渡郡金井町 佐渡市役所の北約2km、金井運動公園の南に八幡宮がある。他の八幡系神社と区別するため、新保八幡宮と呼ばれることもあるようだ。 神社にしては珍しく、境内には、このセコイアをはじめ、大王松(だいおうまつ)、広葉杉(こうようざん)等、外来の針葉樹が見られる。上記「佐渡の巨樹・名木」によると、明治10年(1877)頃、外国から取り寄せられたという(昭和10年の間違いではないのだろうか?)。それらのなかで、セコイアが一番大きい。 セコイアは1属1種で、セコイアは属名。学名をSequoia sempervirensという。超特大の巨木になるジャイアント・セコイア(Sequoiadendron giganteum、セコイアデンドロン)と区別するため、種名を合わせて「センペルセコイア」と呼ばれることもある。(ジャイアントセコイアを「セコイアオスギ」、こちらを「セコイアメスギ」と呼ぶこともある) 本家のアメリカでは「レッドウッド、Redwood」と呼ばれ、世界一背が高くなる木として有名である。高いものでは、なんと110m以上もの樹高があるらしい。もちろん、それだけの高さになるからには、太さも相当なものになる。 もう一つ、よく知られる性質は、山火事に強いことだ。厚い樹皮が断熱材の役目を果たすらしい。巨木では樹皮の厚さが30cmにもなるという。山火事が起きるたびに淘汰を受けてセコイアが生き残ったとも言われているようだ。 日本国内ではあまりセコイアの話を聞かない。環境省巨樹データベースにも、神奈川県南足柄市のセンペルセコイアが登録されているのみである。アメリカ大陸の先輩達に比べれば、まだ幼児のようなこの新保八幡宮のセコイアも、多分、国内では有数の部類に入るのだろう。 左図に葉を示した。この形から、日本ではイチイモドキと呼ばれることもあるという。さもありなんというところ。 この葉の形がメタセコイアの命名の基となった。ただし、メタセコイアとは違い、セコイアは常緑樹である。 |
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