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名称 賀茂神社のタラヨウ (かもじんじゃのたらよう) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 タラヨウ 樹高 17m(注2) 目通り幹囲 3.4m(注2) 推定樹齢 200年(注2) 所在地の地名 宮城県仙台市泉区古内字糺 〃 3次メッシュコード 5740−36−88 〃 緯度・経度 北緯38度19分15.8秒 東経140度50分56.5秒 宮城県指定天然記念物(1999年7月2日指定) 撮影年月日 2016年5月13日 注2)仙台市教育委員会の公式ウェブサイトによる 賀茂神社の参道を奥に進むと、萱葺きの覆屋の下に、本殿が2棟並ぶ。 向かって右が下賀茂神社、左は上賀茂神社。いずれも宮城県指定有形文化財。 案内板によると、慶長12年(1607)、伊達政宗が鹽竈神社(しおがまじんじゃ。塩釜神社と記されることも多いが正しくは鹽竈神社)の社殿を造営した際、境内に下賀茂・貴船の両神社の社殿も作った。しかし4代綱村が、元来この両社は鹽竈神社と無関係だとして、別に土地を与え、貴船神社は小角村に、そして下賀茂神社は、ここ古内村に遷座した。 その後間もなく上賀茂神社も勧請されて、現在のように2社が居並ぶ形になったものらしい。 左図のタラヨウは、本殿に向かって左奥。 2幹が寄り添って立っている。根元の様子から想像すると、1株から分かれたのでなく、2株のタラヨウを近接して植えたため、このような姿になったようだ。 全体に若々しく、整った形の樹冠を戴いている。 訪ねた時は、ちょうど花盛りだった。思いがけず、タラヨウの花まで見ることが出来て、大満足。 ところで、旧地の鹽竈神社にも宮城県指定天然記念物のタラヨウがある。どちらにもタラヨウが植栽されているのは、偶然なのだろうか。 案内板はその点について何も記していない。 |
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