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遊行柳 |
名称 上の宮のイチョウ (かみのみやのいちょう) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 イチョウ 樹高 35m(注2) 目通り幹囲 6.0m(注2) 推定樹齢 300年以上(注2) 所在地の地名 栃木県那須郡那須町芦野 〃 3次メッシュコード 5540−31−93 〃 緯度・経度 北緯36度59分43.6秒 東経140度09分53.1秒 那須町指定天然記念物 撮影年月日 2008年11月16日 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による 芦野地区には湯泉神社(ゆぜんじんじゃ)が2座ある。県天然記念物の大杉が立つ健武山(たけぶさん)湯泉神社と、「遊行柳」近くのここだ。こちらの方が川の上流側に位置しているため、「上の宮」と呼ばれている。 参道途中、石鳥居の手前に「遊行柳」が立っている。 文明3年(1471)、遊行19代尊皓上人が当地巡化の折り、柳の精が老翁の姿になって現れ、上人から十念と念仏札を授けられて成仏したという伝説がある。俳聖芭蕉が立ち寄って、「田一枚植て立去る柳かな」の句を残したことでも有名なヤナギでもある。(もちろん、現在のヤナギは芭蕉が見たものでなく、後代に植え継がれたもの) 大イチョウはその先。文字通り、山裾に立っている。遊行柳ほど著名ではないが、樹勢も良くなかなかのもの。 芭蕉が訪れたのは元禄2年(1689)。すでにイチョウはあったのかどうか。仮にあったとしても、目にとまるほどではなかったことだろう。 遊行柳の入口には、イチョウについての案内もあり、歌枕を訪ねる現代の旅人の殆どは、このイチョウにも出会って行かれるようである。 |
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