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名称 蚊田の森 (かだのもり) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 クスノキ 樹高 22m(注2) 目通り幹囲 10.1m(注2) 推定樹齢 300年以上(注2) 所在地の地名 福岡県糟屋郡宇美町宇美1丁目 〃 3次メッシュコード 5030−24−80 〃 緯度・経度 北緯33度34分13.6秒 東経130度30分32.2秒(注3) 福岡県指定天然記念物(1959年3月31日指定) 撮影年月日 2010年3月28日 注1)名称だけを書いた石板 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による 注3)「蚊田の森」と名付けられたクスノキ群は境内に散在している。これは宇美八幡宮本殿の位置 蚊田(かた)は、この地の古い地名らしい。 記紀神話によれば、三韓征伐の帰途、神功皇后がこの地で応神天皇を産んだ。仲哀天皇9年12月14日(現在、日本で使われている暦で遡れば、西暦201年1月5日)のことという。 宇美八幡宮には、そのとき、産湯に使った井戸とされる「産湯の水」等が残っており、福岡県指定有形民俗文化財とされている。
ここが応神天皇を産んだ地であることから、蚊田は、「産み」に因んで「宇美」(古くは「宇瀰」)と呼ばれるようになったという。 その宇美八幡宮境内には、クスノキ巨木が林立している。「湯蓋の森」「衣掛の森」と呼ばれる2株は、大正11年(1922)に国から天然記念物指定を受けたが、それら以外にも、境内には多くの巨木がある。これらは、国指定から37年後、まとめて福岡県から天然記念物指定を受けた。 従って、少々紛らわしいのだが、「湯蓋の森」「衣掛の森」はそれぞれ1本の木のことだが、「蚊田の森」は特定の1本ではなく社叢のクスノキ全体を指している。 |
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