ページタイトル:城山の大ケヤキ サイトのシンボル

画像:城山の大ケヤキ(幹と並ぶ)

画像:坊金の大杉遠望
 直峰城址から見える坊金の大杉
名称 城山の大ケヤキ (じょうやまのおおけやき)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 ケヤキ
樹高 12m(注1)
目通り幹囲 7.4m(注1)
推定樹齢 伝承800年(注1)
所在地の地名 新潟県上越市安塚区安塚(注2)
 
〃 3次メッシュコード 5538−53−66
 
〃 緯度・経度 北緯37度08分27秒
           東経138度27分03秒
安塚町指定天然記念物(1973年10月4日指定)
撮影年月日 2008年10月12日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)2005年1月1日、広域市町村合併により上越市に編入。旧行政区は東頸城郡安塚町





 県立安塚高等学校(※)の裏に城山(じょうやま、344m)がそびえている。三方を谷に囲まれた独立峰で、かつては戦略上の要衝であった。
 山頂に築かれた直峰城(のうみねじょう)の、正確な築城時期は不明。しかし、南北朝時代(1335〜92)には、南朝方の雄将風間信濃守信昭の居城だったことがわかっている。謙信公の跡を継いだ上杉景勝の時代には、2009年のNHK大河ドラマ「天地人」の主人公直江兼続(なおえかねつぐ)の実父樋口惣右衛門兼豊(ひぐちそうえもんかねとよ)が城主を務めた。
 徳川時代になって城は廃されたが、今も遺構の一部が残っている。
 城山の南を通る国道403号の峠(「城ノ越」)から山頂に向かう道がある。道は訪問者用の駐車場で行き止まり。駐車場は十分広い。そこからは歩いて約15分。
 大ケヤキは、山頂の本丸跡から、北に一段下った蔵跡の縁に立っている。
 上図は、なるべく美しく見える角度から撮影したもの。実を言うと、内部はすっかり伽藍堂で、皮1枚で立っている状況である。
 最近、積雪量が少なくなったとはいえ、当地の豪雪ぶりは、並ではない。よくぞ耐えてきたものだと、感嘆するばかりである。

※その後の高校再編成で、安塚高等学校は高田高等学校安塚分校となった。(2017.01.21追記)
 
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