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画像:岩崎の大カツラ

画像:岩崎の大カツラ(幹と並ぶ)
名称 岩崎の大カツラ (いわさきのおおかつら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カツラ
樹高 40m(注2)
目通り幹囲 11.5m(注3)
推定樹齢 伝承500年(注4)
所在地の地名 新潟県南魚沼市岩崎(注5)
 〃 3次メッシュコード 5538−47−73
 
〃 緯度・経度 北緯37度03分57.4秒
           東経138度54分59.4秒
新潟県指定天然記念物(1969年3月25日指定)
撮影年月日 2002年4月20日(左写真)
        2010年9月4日



注1)設置者不明
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)同書による。現地の案内板は10.9m。新潟県緑化推進委員会「にいがた巨樹・名木100選」は10.0m。
注4)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による。「にいがた巨樹・名木100選」では1000年。
注5)平成16年(2004)11月1日、大和町・六日町の2町が合併して南魚沼市誕生。旧行政区は南魚沼郡六日町





 塩沢町君沢の薬照寺の大カツラに次ぎ、新潟県内では第2位のカツラである。
 三国川(さぐりがわ)に沿い、しゃくなげ湖(ダム湖)に向かって県道233号を進み、皆沢川に架かる岩崎橋の直前で右折、500mほどで曹洞宗古城山万松寺に着く。カツラはその境内入口に立っている。
 カツラは、楠木正成の甥が植えたとする伝承がある。また、鳥坂城(現新潟県北蒲原郡中条町)に籠もって鎌倉幕府に抵抗した城資盛(じょうすけもり)が、落城を前に女武者の巴板額(ともえはんがく)に守本尊の観音像を託し、無事奉納できたらカツラの木を植えて後世に語り伝えよ、と言い残した。それがこの木だとも言う。
 しかし、万松寺の開創は寛正元年(1460)と伝えられているし、薬照寺の大カツラが250年とされているのと比べても、実際の樹齢は伝承より若いとみるのが妥当であろう。
 
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