|
|||||
名称 日妻のチシャノキ (ひづまのちしゃのき) 名称の典拠 「新 岡山の巨樹老樹名木」(注1) 樹種 チシャノキ 樹高 9m(注2) 目通り幹囲 3.5m(注2) 推定樹齢 400年(注2) 所在地の地名 岡山県小田郡矢掛町浅海(あすみ)(日妻) 〃 3次メッシュコード 5133−74−15 〃 緯度・経度 北緯34度36分08.2秒 東経133度33分52.9秒 矢掛町指定天然記念物(1973年4月11日指定) 撮影年月日 2022年3月28日 注2)上記「新 岡山の巨樹老樹名木」による 日妻は集落名。井原鉄道小田(おだ)駅の東方約2km。山裾の集落である。 チシャノキは集落の中ほど、生活道路の横に立つ。左図に見える小祠は荒神さんのようだ。案内板には「松原荒神」とある。 チシャノキはムラサキ科に属する。ムラサキ科の草花ではワスレナグサがよく知られるが、草と木ではずいぶん印象が違うものである。 平凡社「日本の野生植物 木本U」によると、本州(中国地方)・四国・九州・琉球・中国(台湾を含む)に分布し、東日本や北日本には自生しない。道理で、巨木探訪を始める前はその名を聞いたこともなかったわけだ。 太宰府天満宮のチシャノキ(国指定天然記念物)を代表として巨木もときどき見られるが、それらの殆どは皮一枚で生きている状況である。これだけ元気のいいチシャノキ巨木は珍しい。 上記「新 岡山の巨樹老樹名木」によると、『天正年間(1573〜91)、毛利元清の家臣が自分の城を造った際、一族の繁栄を祈って植えたものとされている』そうである。 |
|||||