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名称 太宰府天満宮のチシャノキ
(だざいふてんまんぐうのちしゃのき)
名称の典拠 なし
樹種 チシャノキ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 6.5m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 福岡県太宰府市宰府4丁目
〃 3次メッシュコード 5030−24−22
〃 緯度・経度 北緯33度31分18.1秒
東経130度32分03.0秒
国指定天然記念物(1935年6月7日指定)(注2)
撮影年月日 2010年3月28日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)天然記念物指定名称は「太宰府神社のヒロハチシャノキ」
チシャノキとは「萵苣(チシャ。いわゆるレタス)の木」だという説がある。若芽が食用になるからだというが、本当だろうか。(植物名の語源を詮索することが好きだった牧野富太郎博士だが、「牧野新日本植物図鑑」で「チシャノ木の意味は不明」だとしている)
このヒロハチシャノキは、太宰府天満宮境内北西隅あたりに、ひっそりと立っている。普通種よりも幅広な葉をつける変種をヒロハチシャノキというらしい。
国の天然記念物ではあるが、参詣者の関心をひくことも少ないようだ。すぐ横は、境内への出入口の一つで、少なからぬ数の人が横を通り過ぎるのだが、殆どの人はそのまま、すたすた歩き去る。主参道入口の総合案内所で希望者に無料配布される「太宰府天満宮&九州国立博物館」案内冊子の境内図にも、このチシャノキは掲載されていない。
落雷で主幹を失い、ベルトを巻かれ、周囲を支柱に支えられての、少々頼りなさそうな姿だが、これでも全国のチシャノキのなかで一番の巨樹なのである。
いつまでも長生きしてほしいものだ。 |
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