ページタイトル:初瀬のイチョウ 当サイトのシンボルマーク

画像:初瀬のイチョウ 名称 初瀬のイチョウ (はせのいちょう)
名称の典拠 天然記念物指定名称を参考に(注1)
樹種 イチョウ
樹高 35m(注2)
目通り幹囲 7.6m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 奈良県桜井市初瀬
 〃 3次メッシュコード 5135−67−32
 〃 緯度・経度 北緯34度32分07.4秒
           東経135度54分33.0秒
奈良県指定天然記念物(1974年3月26日指定)
撮影年月日 2023年5月19日

注1)天然記念物としての正式名称は「初瀬のイチョウの巨樹」だが、「巨樹」は蛇足に思えたので、当サイトではこのように呼ばせてもらうことにした(「巨樹」をつけたのは、お葉付のように特殊な性質を持つわけでないのに、何故このイチョウが貴重なのかという説明の意味を持たせたのだろう)/長谷寺案内図には「玉蔓の大銀杏」(たまかずらのおおいちょう)の名で載っている
注2)環境省巨樹データベース(2018年調査)による





 左図のイチョウが立つ素盞雄(すさのお)神社を訪ねた。
 神社の近くに駐車できそうな場所がないので、長谷寺の駐車場(有料)から歩く。
 普通は長谷寺を参詣するのが先なのだろうが、私の一番の目的は巨木探訪。駐車場から遠望するイチョウの雄姿に誘われては、順番を逆にせざるを得ない。
 素盞雄神社は、家々より一段高い位置に鎮座する。だからイチョウの姿も良く目立つ。全身を黄金色に染める季節ならなおさらだろう。
 案内板に『イチョウの巨樹としては県下最大』とあった。
 環境省巨樹データベースでは田口水分神社のイチョウの方が少し大きいようだが、対面した印象では甲乙付けがたい。
 それに、地際の様子を観察すると、幹の下部が少し土に埋まっているように見える。昔の素盞雄神社の境内面は今より低かったのではないだろうか。今の状態で測った値は、本来の値よりも小さくなるはずである。
 そんなことで、両者ともに奈良県一でいいのではないだろうか。
 幹の太さの割りに樹冠がコンパクトなような気がするが、太い支幹や大枝が力強い。
 ギンナンの実らない雄株の大イチョウである。
ボタン:奈良県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る