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名称 筥堅八幡宮のアサダ (はこがたはちまんぐうのあさだ) 名称の典拠 なし 樹種 アサダ 樹高 15m(注1) 目通り幹囲 4.5m(注2) 推定樹齢 不明 所在地の地名 新潟県村上市勝木(がつぎ)(注3) 〃 3次メッシュコード 5739−54−81 〃 緯度・経度 北緯38度29分31.4秒 東経139度30分59.1秒 国指定天然記念物(1928年1月31日、「筥堅八幡宮社叢」の名称で、境内林全体を一括指定) 撮影年月日 2020年3月7日 注2)高地側地表面から1.3mの高さにおける幹囲を、軸に直角な向きに測定 注3)2008年4月1日、村上市に合併。旧行政区は岩船郡山北町(さんぽくまち) JR羽越本線勝木駅から北西に200mほどの所に標高72mの小山があり、全山が「筥堅八幡宮社叢」として、国から天然記念物指定を受けている。 もともと広葉樹主体の自然林だったと思われ、ケヤキ、タブノキ、トチノキの巨木が多く見られる。低木はヤブツバキが殆どで、この時期、林内には落花多数。 「姥杉」などスギ巨木も多いが、それらは参道近くに集中する。スギは人為的に植えられたのだろう。 珍しい樹種ではアサダ巨木もある。環境省巨樹データベースに社叢内から2本登録されていて、幹囲は2本とも3.3m台。アサダとしてはこれでも十分大きいので、「いずれそのうち」とは思っていたのだが、上記「新潟の大杉と天然杉」の写真を見て驚いた。「これは是非」ということで急遽訪ねることにした。 小山の海側は岩が露出する絶壁。陸側が落ち葉の積もる斜面となって、そこに樹木が生えている。 左図のアサダは、社殿近くから東に稜線を歩いてから少し下ると、斜面の途中に見える。古稀を過ぎて足下が怪しくなりつつある私にとっては、これが結構な急斜面で、ストックの助けを借りつつなんとか根元まで辿り着いた。(アサダまでの道があるわけではないので注意) 幹囲実測値は447cm。急斜面に立つため、根元付近で急に太くなってはいるが、アサダとしては日本トップクラスの数値である。 根元に空洞があるものの樹勢は良さそうだ。 山歩きで火照った身体が落ち着くまで、腰を下ろしてしばらくアサダを眺めていた。 |
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