ページタイトル:小夫のケヤキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:小夫のケヤキ(幹と並ぶ) 名称 小夫のケヤキ (おおぶのけやき)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 8.2m(注2)
推定樹齢 伝承1500年(注3)
所在地の地名 奈良県桜井市小夫(おおぶ)
 〃 3次メッシュコード 5135−67−83
 〃 緯度・経度 北緯34度34分25.0秒
           東経135度54分55.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年3月28日

注1)桜井市教育委員会が設置した案内板(設置年月不詳)には「小夫 ケヤキ」とあったが、勝手に「の」を加えさせてもらった
注2)上記案内板による
注3)「社伝 境内木槻(けやき)の大樹の由来」と題した別の案内板(天神社が設置)による





 桜井市の北東端が小夫である。「おおぶ」と読むのだが、何故か夫でなく夫と書く。
 小夫を南北に貫く県道38号(桜井都祁線)の西に、斎宮山天神社がある。
 神社でいただいたリーフレットによれば、創建年代不詳だが、かなり古くからある神社のようで、いわゆる元伊勢伝承地の一つでもあり、また、天武天皇(在位673〜86)の御代における大来皇女(おおくのひめみこ)の泊瀬(はつせ)斎宮跡とも伝承されているようだ。
 「顕宗記」に、田中乃杜(たなかのもり)にケヤキを植えたことが記されているらしい。社務所がある辺りは古くから「神前田」と言われていたことから、天神社では、この田中乃杜は天神社の森を指すと考えているようだ。伝承される1500年は、顕宗天皇の御代に植えられたとして計算した樹齢である。
 ご覧のように、堂々たる大ケヤキだ。
 石垣の上下に跨がって立つので、どの部分の太さを測るかによって、幹囲の数値は大きく異なる。ただし、環境省データベースの11mは根回りとの混同であろう。(上記桜井市教委の案内板は「根囲り11m」としている)
 傍に立った印象では案内板の数値が近いように思われた。
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