ページタイトル:赤城神社のイチイ 当サイトのシンボル

画像:赤城神社のイチイ 名称 赤城神社のイチイ (あかぎじんじゃのいちい)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 イチイ
樹高 10m(注2)
目通り幹囲 4.0m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 宮城県登米市中田町宝江新井田(なかだちょうたからえにいだ)字後田(うしろだ)
 〃 3次メッシュコード 5841−01−29
 〃 緯度・経度 北緯38度41分34.8秒
           東経141度14分36.5秒
登米市指定天然記念物(1986年10月31日指定)
撮影年月日 2024年6月10日

注1)天然記念物指定名称は『一位「おんこ」』
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 市立宝江小学校の南に、生活道路を1本挟んで赤城神社が鎮座する。
 境内に「赤城神社縁起」碑があったので、それを転記しよう。『伏見天皇の正応二年(一二八九)春三月 新井田領主千葉掃部草創の際 凶作が続いて 領民の苦しむこと一方ならざるを憂い 当時下向してきた加賀国の産 増田掃部之輔と相い謀り 上野国の東宮赤城大明神に祈願せしに神験あり その年の九月 城の鬼門に当たる地を選り 境内を寄進し 社殿を建造して 大国主命を勧請し 厚く祀る/以後 藤原春信に神主を命し 産土神として崇敬し 三月 九月の二十八日を祭日と定め 領民挙って信仰し 領主親しく臨んで 家内安全 五穀豊穣の祭祀を行つたと云う』
 拝殿の手前、向かって右側、瑞垣に囲まれてイチイの木が立つ。
 ある時期に何らかの理由で主幹を失って今の姿になったのか、あるいは盆栽のように若いうちから人が手を加えてこの姿にしたのか私には分からないが、とにかく面白い姿のイチイである。
 宮城県公式ウェブサイトの「登米市内の巨樹古木」はこの木をキャラボクだと説明しているが、あきらかな主幹があって、ある程度の高さまで立ち上がる樹姿は私が見たキャラボクとは異なる。もしかして間違いではないだろうか。(いつもながら樹種鑑定には自信なし)
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