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名称 赤埴のケヤキ (あかばねのけやき) 名称の典拠 「巨樹と花のページ」 樹種 ケヤキ 樹高 28m(注1) 目通り幹囲 7.2m(注1) 推定樹齢 400年(注1) 所在地の地名 奈良県宇陀市榛原赤埴(はいばらあかばね)上俵 〃 3次メッシュコード 5136−60−01 〃 緯度・経度 北緯34度30分41.4秒 東経136度00分43.7秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2023年5月19日 千本杉がある榛原高井から、東方に聳える三郎岳(879m)に向かって狭い谷を遡る。 千年桜で知られる仏隆寺の参道下を過ぎて200mほどで現れるY字路を斜め右に曲がり、耕地整理された棚田を見ながら道なりに300mほど走ると、このケヤキの近くに出る。(グーグル地図に表示される「赤埴のケヤキ」の位置は正しい) ケヤキは住宅の横の斜面で、スギやヒノキに囲まれて立っている。 現在の大きさから考えてケヤキの方が先輩なのは明らかだが、後輩達が枝の隙間を狙って大きく成長したため、外からはケヤキの樹冠がいくつかの部分に分かれて見える。遠目にはこれらが全体で一つの樹冠を成しているとは気が付きにくい。ここにこんな大ケヤキが潜んでいるとは分かるまい。 もう少し先にはイチイガシの巨木もあって、よく目立つ。このイチイガシは環境省巨樹データベースに載っているのにケヤキが未登録なのは、そんな事情からではないだろうか。 斜面に立つからか、全体に低い側にかなり傾いている。枝を広げる向きもそちら側。それらが加える力のモーメントに抗するため、根もそちら向きにがっしり伸ばして踏ん張っている。お上品と対極にある力強い姿だ。 素晴らしい大ケヤキである。 「引き」が取れない立地なので、全体像を捉えるのは困難。幹に触れるような近くや、見上げるような写真ばかりになってしまい、魅力をお伝えしきれなかったのが残念。 |
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