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名称 高井の千本杉 (たかいのせんぼんすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 45m(注2)
目通り幹囲 25.0m(注2)
推定樹齢 500〜600年(注3)
所在地の地名 奈良県宇陀市榛原高井(注4)
〃 3次メッシュコード 5135−67−09
〃 緯度・経度 北緯34度30分34.9秒
東経135度59分47.7秒
奈良県指定天然記念物(1981年3月17日指定)
撮影年月日 2009年6月14日
注1)1987年3月に奈良県教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注3)上記案内板による
注4)2006年1月1日、宇陀郡内4町村が合併して宇陀市誕生。旧行政区は宇陀郡榛原町
高井から、サクラで有名な仏隆寺に向かう谷道に入ってすぐ、右手に上がる幅2mほどの舗装道路がある。これが旧伊勢本街道。この道を進んで行くと、中垣内で別の道路に突き当たる直前、高井の千本杉の背後を通る。
案内板によれば、ここには1m四方ほどの井戸があった(現在、水は湧いていない)。その周囲に密植されたスギが生長し、支幹をも含めて互いに癒着して、今の姿になったらしい。地上1m地点では、全部で16本の幹があるという(数えてはみなかった)。
注連縄を掛け、御神木として扱われているが、個人が所有しているようだ。所有者は「千杉(ちさん)白龍大神」として祀っているという。千本杉の名は、そこから付けられたのだろうか。
嬉しいことに、訪問者が気兼ねなく見学できるように、一般開放してくださっている。
しっかり癒着しているものだから、近くで見ても、合体木であることを忘れてしまいそうだ。
樹勢も極めて良く、印象に残るスギ大樹である。 |
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