ページタイトル:上石の不動ザクラ 当サイトのシンボル

画像:上石の不動ザクラ_1

画像:上石の不動ザクラ_2
名称 上石の不動ザクラ (あげいしのふどうざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 16m(注2)
目通り幹囲 5.3m(注2)
推定樹齢 350年(注2)
所在地の地名 福島県郡山市中田町上石
 〃 3次メッシュコード 5640−03−58
 〃 緯度・経度 北緯37度23分01.2秒
           東経140度28分24.7秒
郡山市指定天然記念物(2001年5月29日指定)
撮影年月日 2010年4月24日


注1)郡山市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)上記案内板による





 不動堂がある郡山市中田町上石は、有名な滝桜がある三春町との境界部。この桜と、滝桜、地蔵桜の位置は、一辺が約3kmの正三角形の頂点にあたる。偶然とはいえ、おもしろい符合だ。
 滝桜、地蔵桜同様、このサクラも花色が濃い。そのため、滝桜の子孫だとする説もあるようだ。
 根元付近の姿が、がっしりと力強い。本来はこの太さのまま、かなりの高みにまで幹が伸びていたのだろう。現在、中心部は失われ、ずいぶん背丈が低くなってしまったと思われる。
 しかし、小高い境内にあり、周囲に視界を妨げるものはないため、どこからもよく見える。
 案内板によると、幕末の頃、当地に移り住んだ三春藩士が、この小堂を寺子屋代わりに、子弟の教育をしたと伝えられているようだ。
 咲き誇る桜を前に、うきうきそわそわしながら先生の話を聞く児童の姿が想像されて、少し愉快な気がした。
 
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