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名称 紅枝垂地蔵ザクラ (べにしだれじぞうざくら) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 エドヒガン 樹高 21m(注2) 目通り幹囲 4.2m(注2) 推定樹齢 370〜380年(注3) 所在地の地名 福島県郡山市中田町木目沢(このめざわ) 〃 3次メッシュコード 5640−04−51 〃 緯度・経度 北緯37度22分48.6秒 東経140度30分44.0秒 郡山市指定天然記念物(1968年3月13日指定) 撮影年月日 2010年4月24日 注1)郡山市教育委員会が設置(設置年月不詳) 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による 注3)上記案内板による 地蔵桜は、直線距離にして、有名な滝桜の3kmほど南。滝桜同様、花色の濃いシダレザクラで、紅枝垂(べにしだれ)と呼ばれることも多い。 花色の類似した枝垂桜だからだろう、地蔵桜は滝桜の子だとされているようだ。この桜のみならず、滝桜の周辺には子だの孫だのというシダレザクラが多く分布する。 桜の近くに、「地蔵櫻縁起」と題した石碑がある。 それによれば、昭和58年(1983)に他界された木目沢伝重郎(きめざわでんじゅうろう)翁が、滝桜の半径10km以内に、根回り1m以上のものだけでも420本の子孫を確認したそうだ。遺伝子検査によって確定されたのかどうかは不明だが、翁の調査結果を信じたい。 地蔵桜の名は、小さな地蔵堂の脇に立つからである。 横には道が通り、車で訪ねるのも容易だ。満開の休日ともなれば、多くの人が花見に来るが、今のところ、滝桜ほど混雑することもなく、ゆっくりと楽しめる。 私が訪ねたのは、まだ三分咲きの頃。豪華さには欠けるが、その代わり、ただでさえ濃い花色が、いっそう艶やかに見える。 滝桜と比べるのはまだ早い気もするが、背が高く、若々しい大桜である。福島県のさまざまな桜番付で、東の横綱滝桜に対して、西の横綱とされている。 |
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